BC州来てから感じたこと

生活/Life

こんにちはぁ。

新たな可能性を求めてマニトバ州(MB)からブリティッシュ・コロンビア州(BC)へ半年前に引越ししてくる前に書いた MB州で感じたカナダ は コロナで規制がありながら極寒の地で人があまり出歩いた様子を目にする機会が少なく、カナダデーさえもなかったのですが、BCに来た頃はすっかりコロナの喪?も明けた感じで カナダの代表的な街・バンクーバーではどんな感じなのかを改めて書いてみます。

①多様性が顕著

移民ウェルカムなので人種も幅広い。多いなと思うのは中華勢と、インド・アラブ勢。 

MB州と違うのは それぞれに集まりやすい地域があって

Richmond市 ガチで中華圏(リッチモンドでなくても勢いがすごいのよ)

Surrey市 ガチでインド圏(中華人に負けずおとらずな感じする)

Coquitlam市 は韓国圏

Burnaby市 は日本圏(他の地区よりは見かける)※家が決まるまで3か月滞在してた。

Vancouver市 は…観光地のせいもあって多様性ありまくります。MB州では、先住民の多さと日本人はかなり少なく、フィリピン人と中華系は多かった。けどここは人種のるつぼです。フィリピン人はMBでもBCでもまんべんなく分散しているような感じ。

多様性は人種だけではなく。。。。

②LGBTとかそういうこと

とても多いです。MB以上にたくさんいろんな種類の性を見かけます。

●見た目は「普通の」男性で、ナリが女性。(普通のゲイ)

●見た目はかなりの女性だけど おそらく元々の性は男性であろう人。(トランスジェンダー的な)

●男っぽい女性。(宝塚 男役的な)

●顔は化粧して、ジュエリーつけるけど 格好や服装は男性。(バイセク的な?)

●オナベ あんまり見ないけど日本よりはいるかな。(宝塚とは違う感じの、オッサン)

●もみ上げとか薄っすら髭あるのに 胸もある。(ホルモン注射かな?)

とかですね。それに、ジャンキーとかさまざまなファッション、イスラム系とか、夏は上半身裸の男性や、百貫デブのへそ出しなどの人、半コスプレみたいな人など。

ファッションで思うことひとつは「鼻輪ピアスが異常に多い」ということ。

多いのは一番上の、生物学的オトコだけど 中身はオンナという感じの人ですが、上記のようにいろいろな人がいるので喋らなければ分からないです。大阪でいうところの乗り換え駅 THE本町・Commercial Broadway はゲイのカップルは当たり前に見かけるので人は堂々と自分の性的趣向を表すことができる国です。

私はそれを全肯定して推進するわけでもなく、本能的にもあまり理解はできないですが、生きづらい過去や精神世界で個々の命を絶つよりは 誰しもどこかに居場所(国)があっていいとは思います。

犯罪を犯すような性的趣向の場合はこの限りではありません。

また養子の制度や結婚に関するいろいろなタイプ。日本でいうところの、男女間の結婚だけでもないし、白人の夫婦(ゲイも含み)が違う肌色毛色の子を迎え入れることもある。また家族呼び寄せ制度(これはビザ関係の話)などがかなり複雑なパターンがあるようです。

③マリファナ臭があちこちに

街のどこを歩いていても それを利用している人が通ればそこで吸っていなくても匂いでわかります。

若い時にタバコを吸っていた私ですが 大麻関係のことは詳しくはないですが カナダと日本の違いとしてはLGBTのことと合わせて大きいですね。詳しくはカナダ在住の日本人向けニュース、情報サイト 日加トゥデイ で記事になっていたのでこちらをどうぞ。

●大麻は 主にCanabis とか Weed と呼ばれていて 2018年から解禁になったもよう。

●Vape と呼ばれる電子タバコもあり、タバコより煙が、もっと白くて多くけっこう匂います。一見いい匂いかと思われますが 要らない人にはあの煙の量は迷惑だろうな。

また、米国でも問題になっているオピオイド危機へつながる可能性もあるかな。オピオイド危機とはなんぞや?という場合には こちら とか こちら、 こちら などにも記事があり、検索したら出てきます。18-45歳までの米国民の死亡原因の1位になってきている問題です。

カナダはアメリカの属国ではないにしろ、陸続きで簡単に行き来できる国でもあり、似たような政策をとる傾向にもあるので アメリカの動きは注意してみておいたほうがいいかなと思っています。

市民権を持つ永住者に医療が無料のカナダ。とはいえ、病院は個人がうつや痛みなどから解放されるために使われていくその節度が大事だな。。。と先日ちょっとチャイナタウンの前をバスで通って、多数のジャンキーを見かけて思いました。

④ジャンキーは日本のホームレスとはちょっと違う

日本の+ホームレスは 「家がない」「仕事がない」「お金がない」ので衣食住ができない弱弱しい感じの人が多いですけども カナダはフードバンクというものや寄付があちこちになされていたり、物乞いや、交差点周辺にダンボール紙に「Anything help」と小銭をもらいたい人がいます。

BCのチャイナタウンーダウンタウン周辺にはこの、物乞いと、ジャンキーがかなり多いです。たいてい道端や商店街に多くのホームレス&ジャンキーが集まり、寝泊りしています。MBも多く感じましたが彼らはバスにも「無料で」乗ってくるし、Northendへ行き来するバス中の治安は最悪で 喧嘩まつりになっていてダウンタウンに通勤してたのがかなりストレスでした。毎日ほぼ酔っ払いとか寒さしのぎで乗ってきたホームレスやジャンキーがバスにいて、ある日は乗客同士が喧嘩になり、熊スプレー(チリスプレーのような赤いスプレー)を噴射され、バスの運転手も運転に支障が出て停め、乗客も全員大雨の中バスから降りて次の助け(配属されるバス)を待つ、というようなこともありました。今思えばMBの治安はすごいです。BCはそのチャイナタウンとかにヤバい時間に近づかなければ そう多くはありません。(コマーシャルあたりにはいるけど)

先住民の多い州は地区にはこのようなことがよくあるようです。日本では「この駅あたりからヤバい奴乗ってくる」とかそういう意識はなかったです。

⑤アパートより、一軒家が多い そして大家の力たるや

家探しでも重々感じたのが、もう大家の力ありありです。すべては大家様様です。シェアハウスも多いけど 大家個人個人のそれぞれの取引によるもので、日本でいう賃貸業者は全く見かけませんでした。(いるけど高い)マニトバの方はまだアパートがありそうな感じはします。

一軒家の多くには地下室というものがあり、それを貸出している大家が多いです。カナダの家はほぼ木造なので音がイケイケで聞こえます(👆の音は👇には響く)。うちも大家が犬飼っていて、かなり落ち着きのない犬で一日中ずーーーーーーーーーーーーーっと走り回って吠えまくっています。1階と2階はもっとグラスウールとか貼ってほしいわ。うるさすぎる。MBでも地下室だったけどアパートの壁がかなり薄いので👆の階の歩く音は耳につきました。でも地下室の方が下に気を使わなくてもいいので 地下室を選んでいます。シェアハウスにしても木造であることがほとんどなので 日本のマンションに慣れている人にとっては「うるさい」と感じるでしょう。(ホンマにうるさいです)

とにかく家賃がべらぼうに高いので 家持ちの大家は余裕しゃくしゃくで、テナント(借りる人)を選び放題で、家賃も上げ放題であるということ。ただし、応募もべらぼうに多いので その中から正しいテナントを見つけることの苦労も垣間見える。そんな感じ。

タクシーやUberの運転手のほとんどはインド系

これはなぜかわからないけど多く、90%くらいの感覚です。また、ティムホートンズやA&W、マクドやコンビニの店員も若いインド系が多い。MB州でもUberやデリバリーの仕事をしている人は、ほとんどが中東系かアジア系で白人層はほぼなかったです。

MBの場合、白人層は、おそらくもう少しハイソな仕事や技術職についてたと感じます。配管工であったりガバメント職、とか政府が運営している交通機関や保険関係などの受付、などでよく見かけました。

アメリカに比べて差別やアジアンヘイトが控え目と言われてる カナダは、もうすでに白人層強さが出来上がっていて それに対して立ち上がる層もいないのかな。なので、MBにいた時、カナダにワーホリや学生で来るアジア人の女子はカナダ人の彼氏を見つけることに夢を抱いている人がとても多いな と、感じました。バンクーバーもそのようには感じますが。

工事や製品がとにかく雑

工事だけでなく、製品などすべてにおいて適当であり、担当者によって受ける待遇までも変わる、そんな多様性がありまくりまくりの国、それがカナダです。

ほんとにクソみたいな商品や対応を受けるといつも 平常心を保つように心がけるようになりました。そして工事は朝の8時ごろから始まることも多いので「こんな朝っぱらから」と思う時間に工事は始まり、また、働く人も音楽などをガンガンにかけて作業します💦 (だいたいロックミュージックです)

多様性がある=民度もバラバラで認識や常識さえもバラバラですが、移民が多いから言葉が不自由なことに関しては カナダ人は慣れているようでして文法や答え方云々は流してくれることがほとんどです。寛容です。

そこはアメリカだと●●人 などのコミュニティができあがっていてお互いにけん制しあってるのでたぶん違う。基本的に多くのカナダ人は米国よりも品があり、全体的に移民に寛容な感じはします。直接的に悪く言わないけど思ってはいそう。その他の移民は感情も礼儀も伝わらないことが まま、あるので「は?」と思うこともあります。とにかく移民の国(特に中華&インドが多いイメージある)ゆえ、白人層はそれに混ざっている感じですね。

カナダ人は寛容でもある

配管工事の人などは音楽をガンガンかけながら仕事するし、バスの運転手もお菓子食べながら運転するし、Uberのドライバーも友達と電話しながら客を乗せるし、学校の先生もお菓子を食べることもあります。また、担当者によって対応も変わってくる(それぞれに自分流で解決する)ので 多様性がゆえの一貫としたルールや手引きがない(あっても全員従っていない)のかもしれません。また移民だらけのこの国の言語は英語とおフランス語なはずですが 中華勢、中東系が多く彼らの態度はぶっきらぼうなことが多いうえに、何年カナダに住んでいてもコミュニティで生きてるせいか 英語も片言だったりしますので 英語上級者がない人がとにかくたくさんいるので カナダ人は慣れているのかやりとりの英語がちゃんとしていなくても意味をくみ取ってくれて会話が成り立つし、本当にいろんな種の人がいるので「待たされたり」「ゆずる」こともよく見る姿であり、寛容だなと思う瞬間がたくさんあります。

カナダ人は大らかと言われる所以はそのせいかもしれません。

この記事の最後に カナダの国歌を貼っておきます。

お読みいただき、ありがとうございました!

ではまた。

プロフィール
著者
chieson

時は昭和の頃(小学生くらい?)から世界の文化に興味を持ちつつ、海外へは出れず、個人的に多国籍な交流を日本で営みながら 旧友の支援を得て2020年、子連れで海外移住したクリエイター。今はカナダ。

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