前回は お鍋とお水 についてでしたが、今回は炊く時に入れると美味しくなる効果的なものと
地区によって変わる水質(軟水・硬水)のお話。
炊く時にいれる効果的なもの
高品質のお米を買うにこしたことはないのですが、家計事情はさまざま。我が家は日本ではだいたい5㎏ 2000円くらいまでのものを買っていました。いただくことも多かったので特に決めてはいませんでしたが 買ってすぐもらって古くなったり、イマイチだったお米をなんとか美味しく食べたいと あれやこれやと試してきたのですが代表的なのはこんな感じ。
①お酒 /古いお米などはアルコールを加えることで消臭作用があり、糖質によってお米の甘味が増すそうで 目安は米1合に小さじ1ほど。「料理酒」は塩や酢、香料などが加えられて加工されていますが十分使えます。
②みりん/お酒と同様の効果。もち米と米麹から作られるみりんの方が甘味が強く、魚料理などに照りを出すのにも使われます。ちなみに食品撮影でも照りの演出に使ってました。水でも代用できますがとろみがあるので撮影には良いです。カナダではみりん風調味料の方が高く酒に砂糖を加えるのもよいかと思われます。私は砂糖を料理に使わないのでみりん派です。
③備長炭 /炊く水もつけておいて、つけておいた木炭をそのまま鍋に入れて炊くのが理想的ですが、使用前に煮沸消毒を忘れずに。備長炭に含まれるミネラルが溶けてお米の臭みを消してくれます。
④昆布/私はこれです。プラスお酒も入れます。安いお米には粘りも甘味も旨味もありません。昆布の粘りとだしが出て好きですね。昆布は炊く時に 5cm~10cmくらいのを入れて、取り出した後は千切りにしてお漬物か佃煮チックにして再利用。みりんや酒を入れる時もあるけど普通の分量にプラス1合あたり小さじ1をいれてます。再度煮炊き物に入れるにはえぐみが出るのでそのままいただきます。
⑤はちみつ/カナダなので一応候補に。国旗にもあるようにメイプル=カエデ カエデからとれる樹液を濃縮したシロップがはちみつ。私が今使用中なのはコストコメーカーのKirklandが販売しているピュアなメイプル。
ハニーポット可愛い他、おばあちゃんのチエ袋&番外編
照りを出す➡サラダオイル・マヨネーズ(マヨはよく使う&揚げ物もあるので控えてる。)
マグネシウム効果を高める➡にがり(家に、カナダににがりがないので試してない。)
もっちり感を出す➡寒天(家に寒天がないので試してない。)
古いお米に➡大根おろしの汁(これも大根がある時は絶対いれます。白く艶っと仕上がります。)
味気ないお米の時に➡牛乳・豆乳など(ふんわりとした感じが出ますが入れすぎない方が好き。)
を加える方法もあります。おばあちゃんのチエ袋です。
【番外編】 ➡ 大塚薬品工業から出ているミオラ
という製品をご存知でしょうか。成分は酵素でお米の外側から働きかけて粒同士つぶれてひっつかず、失敗を防ぎ、米本来の味を引き出てくれるとか。私は知りませんでしたがカナダの職場で知りました。



硬水と軟水は地区によって違う
ご存知かと思いますが、日本はおおむね軟水です。
軟水はカルシウム・マグネシウム度が大まかに100㎎/L以下とされていて日本で硬度が高いのが沖縄、千葉、埼玉で80㎎/L前後。ちなみに大阪は44㎎/L 。海外でも地区によって違うので調べてみるのも考える材料になりますね。
欧米は硬水(100㎎~)が主。細かい分類表 Wiki より一部を抜粋します。

WHOの硬水の定義は下記の通り。(ちょっと難しいけど・・・)
硬度は、水に溶けた多価金属イオン(主にカルシウムとマグネシウムイオン)により、1リットルあたりの炭酸カルシウムの量に換算しミリグラムとして表示します。注)
硬水の定義 [CaCO3] (mg/L) = Ca (mg/L) X 2.50 + Mg (mg/L) X 4.12
日本で エビアン や コントレックス がミネラルウォーターで販売されているのでご存知の方も多いでしょう。
これから移住予定の方は日本で購入してみて水に慣れておいた方がいいかと思われます。
先ほども出てきたマグネシウムについては魚や海藻に多く含まれる成分です。
マグネシウムが不足した場合 には、不整脈が生じやすくなり、慢性的に不足すると虚血性心疾患、動脈硬化症などのリスクが高まります。また、吐き気、精神障害などの症状が現れたり、テタニー(筋肉の痙攣)を起こしやすくなったりします。さらに、近年、長期的なマグネシウムの不足が、骨粗鬆症、心疾患、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高める可能性が示唆されており、今後さらに研究が進められることが期待されます。健康長寿ネット より引用。



私は持病というわけではないですが 若い頃から不整脈が時々あるタイプで年頃のオバちゃんになってきてまた頻繁に出てきたので硬水気味の方がよいのかも?私はカナダで硬水になるわ~と思っていたのですが調べてみると81㎎/L =日本の一部(沖縄とか千葉)とそう変わりませんでした。州でなく住む地区によって硬度は変わるようですので お住まいの地区名 「〇〇」と「Water hardness」で検索してみてください。
日本人移住希望者の多いトロントでは121 – 142㎎/Lですが バンクーバーは7.9 – 11.8mg/Lで軟水。私の地区は81㎎/L。
水はそこまで影響ない感じでしたがそれでも水道水は鉄サビとカルキ臭がけっこうするので
前回もご紹介した、浄水フィルター付き水差し ブリタ を使ってます。何度も書きます超おすすめ。
基本はこれ 蛇口タイプ 日本もブリタあります


軟水と硬水については 軟水は優しい味付けの和食などに向いていて 硬水はがっつりとした肉料理、エスプレッソコーヒーなどに良いとされています。水素水も話題になりましたが水とマグネシウムで形成されています。カルシウムと一緒に摂取(カルシウム2:マグネシウム1)するのがベストと言われています。
私はサプリで摂取しています。


妊婦の時代にはカルシウムを摂取するようによく言われませんでしたか?
髪がぬけたり、歯が弱ったり、しみが増えたりした人も多いのでは?カルシウム、摂りましょう!


カナダのアマゾンではこんなのを見つけました。
肌には我が家は子がアトピーなので刺激の少ない軟水の方がよく、
シャワーヘッドも付け替えましたが この話は 次回 書きたいと思います。
今回は、炊飯時に加えるものとお水の話でした。ではまた。
コメント