マニトバ州での運転免許(2021.3月)

生活/Life

5月にカナダ来た時 街はロックダウン中で自粛ムード。職場から通勤以外の外出禁止令でレンタカーでお出かけ練習も不可、その間に国際免許有効がきれて 筆記や路上を受けようとした時は一旦キャンセルにした人達が押し寄せていて電話もオンラインも通じにくくて予約に骨を折りました。予約してレッスン行って 路上テストを2回受けて合格した直後 これから受ける人のお役に立てればと記憶も新しいうちにメモって写真などを編集し、さあ投稿しようかと思ったら こんなニュースが。 

日本での自動車運転免許保持者は 

筆記も実技もなしで マニトバ州の免許に切り替え可能になった

なんだとぉぅ??? ➡この記事、書きほぼ終わりの頃

2021年3月13日に免許をとり ➡ 2021年3月15日に発表 (2日後・・・2日後て・・・)

筆記もコツコツ勉強して受けて 骨折り予約の路上テスト(テスト日と合わせて車も予約する必要あり)で1回落ちて、また骨折り予約してたらコロナの規制でインストラクターが営業停止になって車借りれなくなって 日にちだけを骨折り変更しといて(規制するくせにテストの予約は受け付けている)、規制緩和になったので またまた車もレッスンも予約して、ようやく合格したよ???

車の免許、ルールの違う国で筆記も実技もいらんてなるその緩さは一体何?

テストなくなるならこの記事は要らなくなるか・・・と思ったんですが

鉄の塊に命乗せてアクセル踏むんやから 知っておくべきだ

とも思うので投稿することにしました。

こっちにも虎の巻みたいなのがある

虎の巻はこちら。Driver’s Handbook と 最近更新された こちら

日本での免許は高校出てすぐ取得。一時期自分の車はマニュアル車だったし、ハイエースとかトラックも仕事で乗ってたり、特段ペーパーでもない感じだったけど 英語で違うルールを理解することができてなかったなと思う。

大昔一回、朝帰り中に友人おろした直後 眠気に襲われてカーブで標識にぶつかって横転したことあり、標識破損して唇 穴あいて縫った跡が今も残ってる。自分一人、明け方だったので交通量もなく誰の命も傷つけんかったけど 二度とあってはならん!と思いました。標識の賠償金は約10万円で 給料 ALL GONE!また、仕事で機材車(カメラの)を運転して大阪から伊勢までご高齢の 第一師匠Hさんを乗せてドキドキ走行していたらバーストした時も生きた心地がしなかった。そういう事あって便利だけど怖いとも思ってます。

それで規制緩和になってから 友人の走り屋MG先生に日本語で教えてもらって、合格!

ふう。。。9月の筆記から、6か月もかかったよ。日本語頭で理解しておく必要あったと思う。

筆記試験(Knowledge test)はひたすら解いた

筆記はPCで操作する試験のスコア(Learners license)をとるために ココ をしらみつぶしにやった。英語の読解が苦手(私みたいな)人は、問題の不明単語を調べないと 意味わかんねーデスよ。よく読まずともパターンとして答覚えられるけど 運転すると「あー自分あの英語分かってなかった」と路上テストで思い、再度ハンドブックをちまちま自分で訳しました。

路上テストは1発フェイル(Automatic fail)に注意した

1回のミス=大きな危険行為 として 即刻その場から試験場受付まで帰されるケースです。 

最後まで試験が行われた場合は、合格または10回以上小さいミスをした場合です。今回コロナでテストは濃厚接触になってしまうからか 教官はガスマスクみたいなのを装着したまま指示するのが全く聞き取れない!「え、なんつった今?!」と何度も思いました。ちなみに講師に聞いた1発フェールのざっくり内容はこうでした。

スピード超過 2~3kmの超過は大丈夫とか1kmでも不可だから常に注意しろ っていう教官がいて混乱しましたが制限速度から5㎞くらい下(~10㎞以内)で納めるのがベスト。

Stop 表示を無視(フルストップできっちり止まる)表示に種類があるので意味を理解すべし。

自分が走行する側のみ サインがある場合 全ての交通がクリア―になるまで 自分は進まない

Stop サインの下に 3WAYS(三叉路) / 4WAYS(4方向) / ALL WAYS(全ての方向) 

と記載 されている場合 ➡ Stop Line で先に止まった順に進んでゆく

何台か車が同時に来る場合もあるので誰が最初に止まったかを見ておく必要もあり、基本は右側にいる車が優先発進するそうです。止まる場所もサインの場所によって多少変わってくる。停止線が車がはみ出したらフェールらしい。雪だと線見えない。

進路逆走 車線もハンドルも日本と逆なので本当に要注意 です。

信号無視 

事故を招くような危険運転 

減点対象になる項目

10回以上のミスは不合格。具体的に減点されやすい対象になるのは。。。

■発進、レーン変更、交差点曲がる時の 指示機とミラーと目視を必ず

Signal(指示器) / Mirror(鏡で確認) / Shoulder check(肩越しの目視) Handbookにそってロボットのごとくやらねばいけません。実際の路上では、指示器出して入ってくる車は少なくて テスト中「ええ?こいつらやってねーよ?」て思いました。危ないですよね。

教官が何も言わない場合は直進でもし 左折専用レーンにいたら 言われずとも車線変更する

教官は何も言わないが、車線が減少する表示がある時 は言われずとも車線変更する

■踏切は止まらなくていいが、注意して右左見る動作をいれてしっかりみる

路駐車の横通る時の間隔 近すぎたら危険とみなされて減点対象。自分の走行側に路駐車が前方にあり、対向から車が来る時は路駐車の手前で待ち 安全確認後、左指示器を出してから対向車線にはみだし走行して路駐の車を避けるように運転し、路駐車が途切れて本来の車線がクリアな場合は右に指示器を出して車線に戻る。(実際やってる人あまり見ませんけどテストの時は いちいちshoulder mirror check 必要があって これ超面倒くさかった)

スピードが遅すぎる 規定速度の20Km以上(目安)遅く走ると減点。

■スクールバスの追い越しは禁止

横ついてるっしょ?STOPサインが。これが開くんですよ。

スクールバスには STOP という指示板がついていて パコーンと道路側に出ている時は子供達が乗り降りしていて、いかなる車も追い越しは不可。対向車でそのSTOPが出ているときも停止です。

ステアリングが不安定 真ん中を走らずフラフラする、曲がる時に適切な方向や間隔で曲がる。

■待たなければいけない場所を間違える 左折で前進する時不適切だと減点、1発フェールもあり。

●追い越され車線(遅い車)は右側で これも日本と逆。

こんなチェック項目が路上テストにはたくさんあります。それがなくなるとはね・・・。

ルールには不明な単語が出てくる

■Yield 【jíːld】イールド という単語

道をゆずるという意味で交通標識は使われるそうです。筆記テストにも出てきたんだけど発音チェックしてなくてなんのこっちゃと思ってました。いつでも止まれるよう注意して走行し、安全が確認できればGO クリアな交通の場合は止まらなくても可。インストラクター頻出単語で表示もそこらへんにいっぱいありました。

Establishistǽbliʃtイスタブリシュという単語

調べると【確立する】【設ける】のような意味しか出てこないんですがインストラクター頻出単語で交通ルールに見合う適切な日本語が今も不明 左折する時に少し前進し、車を定めておくみたいな意味かな。左折したい時 青信号でも対向の直進が終わるまで待つじゃないですか。そこでちょっと前へでて(Establish)するんですけど 左に曲がるからと言って、ハンドルを少し左に傾けたらすごく怒られました。HandbookのLeft turn動画にも追加されています。曲がるけどハンドルはきってはいけないらしい!あくまでまっすぐ前に出る、とのこと。。。

■Creep 【kríːp】クリープという単語

忍び寄るという意味で、曲がり角から徐々に進むときに使われました。

■車間などがフィートで表される 1フィート=30(.48)cmくらい 

About 3 フィート 言われたら1mくらい 間隔をあけるってことになる。

免許切替の手続き方法 IN マニトバ州

これもすべて免除されて、日本で免許持っていた人は こちらで切り替えができるようになる!

とのことで 朗報ではありますが、こっちの人はこのような試験を受けてやっと免許もらえるのです。テストスルーできても危険運転にならないように ここ のチャプターを踏んだり動画を参照にするとか Manitoba Driver’s Handbook をしっかり読んで運転に臨んでくださいね。

それにしても なんで急に免除に変わったの?路上テスト日を変更してたら受けずにいけて返金してくれてたん?日本だけではなく他の国(AU, GB, DE, TW, KR などなど)反対のルールの国をOKしているみたいです。免除になっても手続きはモチのロン必要で

******以下、ここ (カルガリー日本国総領事館)からざっくり抜粋******

●申請先
MPI Service Centre https://www.mpi.mb.ca/Pages/StoreLocator.aspx
またはAutopac Agent https://oneinsurance.ca/locations

●試験免除の対象(クラス5又はクラス6)
(1)乗用車(大型自動車免許,中型自動車免許,準中型自動車免許又は普通自動車免許)の第一種運転免許→クラス5
(2)自動二輪車(大型自動二輪車免許又は普通自動二輪車免許)の運転免許→クラス6

●提出書類等
(1)日本の運転免許証(有効期間を満了した後3か月以上過ぎておらず、仮運転免許でなく、かつ、停止又は取消しされていない必要がある)
(2)日本の運転免許証の有効性及び運転免許証を初めて交付された日付が記載されている日本の運転免許証の翻訳(*民間翻訳業者が作成した運転免許証の英語訳または在カルガリー総領事館で作成した運転免許証抜粋証明)
(3)日本の自動車安全運転センターで発給された運転免許経歴証明書(英語)
(4)有効なパスポート
(5)マニトバ州に居住していることを証明する書類
 *以下のURLより該当する書類2種類が必要(例:ヘルスカード、雇用主からのレター、賃貸契約書等) https://apps.mpi.mb.ca/idwizard/ 
●手数料

******抜粋ここまで(もっと他にも載ってますので各リンクを参照してください)******

●年間65ドルのライセンス料

●日本の免許は放棄(提出)する ※Surrender してねと言われます。

●また免許は正式に英語またはフランス語に翻訳されている必要がある

私は翻訳は日本で国際免許の発行時にとってきました。いろいろ大変だったけど自分はちょっと苦労しても受けた方がよいという天の思し召しなのだろう。(と思うことにする)

具体的な注意点はまた別で書きます。

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