グルテン&カゼインに気をつける

健康/Health care

こんにちは。

子供のアトピーもう一押し、こちら の記事にしましたが 小麦をぬいて腹痛がなくなりました。小学校の時にアレルギー検査をしていてヒットしていなかったので 気にしていなかったんだけどカナダに来てから確実に米が不味いからと、パンやパスタが増えていました。砂糖を制限(糖質という意味ではなく、白砂糖と飲み物、スイーツ全般を制限)したことでまず明らかにアトピーは良くなっていき半年ほどで皮膚らしくなって1年経った頃にはステロイドも不要になったものの 気になっていたのが腹痛。

Freepiik フリー画像より

グルテンが腸を刺激(人によって)

私は専門家ではないので、詳しい成分や過程については他の専門サイトでみてくださいね。

小麦・大麦・ライ麦に含まれるたんぱく質が 腸を刺激するので体質的にNGな人がいる とのこと。

セリアック病・小麦アレルギーグルテン不耐症・過敏性腸症候群 などだそうで、私の子供はどれも診断されてはいませんが、夏から体調を壊し 視力低下と低血圧が続いたため血液検査を受けてみたら甲状腺の値が異常値で(亢進症的な)検査の結果、ファミリードクターから小麦と乳製品も減らしてと言われました。

カナダの血液検査というのは 

❶まず、ファミリードクター(またはウォークインで永遠に待つ)を通して検査したい内容を伝え

❷ ドクターが項目をピックアップしてラボにFAXで転送

❸そのラボに血液を採りにゆき1,2週間待つ

❹ドクターに結果が渡されるので 電話か通院予約して結果を聞きに行く。

❺電話か面会しか無理なので どっちみち英語で詰む

という かなり面倒くさい手筈 になっています。データのコピーは面会すればもらえます。

ちょっとしんどいからって そこらへんの病院に行って検査してもらえるってわけじゃないんですね。

してもらえるかもですが 待ち時間がエグイです。表示みるに6時間とかザラです。

子供がアトピーで ここに来てから食べ物も変わるしアレルギー検査をとリクエストはしていますが、食べ物アレルギーの検査は基本待ちが長く、検査できるまでに最低半年長ければ1年2年かかる ということで 医療無料だからカナダは良いという人はいるけど 私達には全くの逆でお金かかっていいから 早く、ちゃんと診てほしいんですよ。

カゼインとグルテンは分子構造が似ている

小麦と甲状腺のいろいろは こちら の記事がとても参考になりましたのでよろしければ。

要するに、小麦は小腸へ、小腸で分解されたグルテンの一部が細胞と結びつき、小腸がそれに反応して別の蛋白質を過剰に分泌し、その蛋白質が腸に悪さをする(腸漏れ)。

腸漏れが起こると腸にいるはずの毒素や微生物も血液に流れてしまうので 身体全体のいろいろなところで免疫が抗体を作り、また小麦が入ってきた時に抗体が暴れだし炎症をきたす。

甲状腺の抗体に似た分子構造を持つのがグルテンとカゼインであり、その物質が入ってくると攻撃してしまうのが 似た分子の甲状腺にもいってしまう というのことのようです。(たぶん)

グルテン=小麦  の排除もいろいろ大変で、今でもひとつひとつの製品を Wheat の有無を確かめて購入していますが 調味料の中ではとにかく醤油が一番困りました。それに加えて

カゼイン=乳製品 を排除しようと思うとそれもなかなかでして、というのはバターとチーズはそれまで使っていたので。牛乳は子供が小学4年くらいの時から購入をやめ、代用品としてこちらの友人に薦められたスキムミルクを使ってみたりしてたんですが、やはり同じ牛からの産物だよな と思い直して有機豆乳に切り替えました。過去に使ってみてた時はグラタンなどの洋食はあまり得意ではなかったのと、台所がとてもせまく ガスが一口しかなかった💦(本当に狭い家でした)ので面倒臭くて、また早く腐ってしまうので困ってやめました。が、ここはカナダ。日本よりは確実に広い台所には、コンロが4口もあるので同時調理ができるうえに 日本ではなかった大口のオーブンがたいていの家についてまして 初のオーブン調理という可能性が少し増え、豆乳とバターを使ってグラタンなどもできるようになってきたところで今度は乳製品(バターとチーズ)が アウト~ となった。

小麦粉の代用は 主に米粉でいけるようになった(米粉はかなり満足)けどチーズの代用を探してまた試行錯誤。グラタンはまだ完成してないですが、カルボナーラはいけるようになりましたよ。

 

パスタは Barilla の グルテンフリー(スパゲッティ)。

スーパーで見かけるのはこのスパゲッティと、フェットチーネ、ペンネ、マカロニですかね。

どの麺もですが米粉パスタは切れやすいので、ゆで時間は勝負かもしれない。10分きっかりでソースと混ぜるようにしてます。クリーミーにするには片栗粉 豆乳と天然塩でチーズ感を再現できてるっぽい。子供が気に入って食べてくれるので良しとしました。

フェットチーネの食感は好きです。スパゲッティより太いし切れにくい。

片栗粉、ポテトスターチ。

Yu Pik社はグルテンフリーの調味料などが豊富にあるようです。今はこれで満足していますが、料理の幅が広がってきたらいろいろ試してみたいと思っています。

有機豆乳、砂糖なし。

どうしてもチーズと思った時は ゴートチーズ

牛のチーズよりカゼインが低いとされている 山羊のチーズは少しクセがあるのですが、選択肢としては良いかと思います。

カゼインには3種類、アルファ・ベータ・カッパ あってこのうちアルファ(S1)がアレルギーを誘発する蛋白質で 山羊乳と牛乳でその量がだいぶ差があるのだということです。ゼロではないにしても、山羊の方が少ないということで、また脂質の粒が牛に比べて小さいので消化も良く、亜鉛・ビタミンA・タウリンなども含まれており栄養価も高いとのことです。 

ちなみに、商品によく明記されているラクトースフリーというのは 乳製品に含まれる乳糖(糖質)のことで、不耐性の方には腹痛を起こすことがあります。ここでいうカゼインフリーというのは乳製品に含まれるタンパク質のことですが あまり商品として見かけないかもしれない。ラクトースフリーの方がチーズコーナーにはあります。

レストランなどで乳製品を含まない物を注文する時は Casein カゼイン と言ってもポカンとされるかもしれませんので Dairy Free デイリーフリー というと通じます。うちは外食は基本しないのですが、例えばUberでピザを頼む時は、グルテンフリーピザ(カリフラワーを砕いて茹でて焼いた生地が多いかな)または Alternative crust などで稀に見つけると頼んでみたりします。チーズが選べる時はゴートチーズで。時々ビーガンチーズ なるものを見かけることがありますが、こちらはナッツ系、ココナツ、豆乳、ライスミルク で原材料はお店に聞いてみないとわかりません。(うちはナッツNGなので注意が必要)

そんなこんなで 今日はグルテンに続いてカゼインのお話でした。

今年は暖冬と言われており 一番寒いはずの1月半ばはマイナス10度くらいです。通常ならマイナス20度は当たり前だそうですが まだ日によって道路が見えます。

先日、子につきあい、写真撮影に出かけた クリスマスの日は大量の飛行機雲。

ケムトレイルだよねえ。

ではまた。

#グルテン #カゼイン #ラクトース #デイリー #乳製品 #代用 #アレルギー

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