カナダの高校 授業の様子

学校/School

前回は日本から移住して編入する時に必要な書類、申し込み方法について書きました。今回は実際 どんな感じなの?っていうことをに重点を置いて書きます。でも私自身が行ってるわけではなくて 息子からの情報です。でも生の声だからガセじゃないですよ。

かなり自由・・・との噂は

コロナのため、持ち物の共有や教室の移動などは厳重に監視されたりしているようですが 

YES 基本はいろいろユルイみたいです。笑

ユルイというのは人や家庭それぞれに状況が違うことが当たり前な社会なので事前に伝えれば融通が利く という感じはします。出席をとるのは授業の最後の方なんだけど、遅刻したら学校からメールとその日の18時30分ごろにお知らせの着信がつきます。雪でバスが大幅に遅れて2本前に行ってもつけられる(その日はバスにはたくさん生徒が乗ってるので たくさん遅刻しているはず)ので息子はもう遅刻を気にしなくなりました。あかんけど。笑

でも 遅刻3回は1回の欠席に値する ので注意が必要。また、ESL2年目の息子は週3回の朝の1時間目は英語2時間あるのですが 1時間目は9割自習だそうで、嘘かなと思っていたけど先生がいろいろ講義するのは2時間目からのようです。たぶん先生によるんだと思う。

先生のあり方についても 今現在の息子の担任(ESL)はクソすぎて これはこれで1記事書けそうな感じですので機会があればまた。

➡ そうしている間に学期が終了、新学年となりましたが この担任は離職したもよう!

選択科目でクラスを自分で移動してゆく

以前もこちらで 必修と選択科目について 書きましたが生徒自身が選んだ科目のクラスに行くために教室を移動します。その辺はクラス担任制の日本と違い、移動が面倒くさいなりにちょっと楽しそうです。基本は英語補助クラス(ESL)で4,5人のいつも同じクラスメートがいて 生徒のレベルなどに応じて理科、社会、選択科目が配分されているようで

全員が同じではない ということです。

学年の前に希望申し込み書みたいなのがありましたが、今年の学年初期、息子は選んだ科目に入れられることはなく、すごく難しく感じたようで 「うち、こんな科目選んでないですよ?!」とメールで送ったら 変更してくれました。子供の成長ややる気を妨げると思えば、相談も可。

選択科目の希望申込書には 選ぶ項目とそれぞれ獲得できる単位数が書いてあります。

学期は4学期(4セメスターという)ごとに通知表が個別にメールで届きます。見れる期間が限られているのですぐダウンロードします。➡もし逃しても聞いたらまた送ってくれそう。選択科目はその学期ごとに獲得したクレジットが明記されていて、必修の英語や数学は(評価中)として学期末まで結果は持ち越されるみたい。

息子の欠席率は1年目(9月から)はおそらく学年1位でしたが 2月に体育に参加し始めてから顔見知りが増えて何かと声をかけられやすくなったようです。またESLクラスはやはり言語が違うのでお互い共通する感覚があるようです。英語が当たり前な世界で、英語が分からないなりにお互いに意思疎通ができたり(例えば中国の子とは漢字で会話とか)するようになってます。

授業内容は残念ながら、これが基本というのがなさそうで

主に先生のやり方次第といったところです。但し、地区ごとに教師はこの範囲を教えなさいというキマリがあるみたい。週によって違いますので school / education / grade / 10F (息子の受けるレベル?)で片ーーーっ端から調べました。実のところ、テキストの解説と答えが知りたかったんですが 笑。

基本は英語、数学、体育 で理科と社会が加わる。数学では親も分からない単語ばかりがテキストに並んでます。以前も書いたかもしれないけど「親が理解できない事を中学(または小学)の子供に、子供だけの力でやらせるのは無責任」だと、私は思います。親も学校からのメール(が、多いです)や文書を理解して回答する必要があるし、子供が今どの段階でどれくらいの語力と理解力で学んでいるかを感じられないようでは 子供のストレスや頑張りを察知できないものです。

私はひとり親で、両親もいませんので 夫婦で運営?されてる家庭をお持ちの方に 学校のことを聞いてみると「そういうのは旦那(嫁)に任せてあるからっていう言葉を聞くと、違う世界の人間なんだと思うようにしています。「えっ 自分の子供なのに?」と思うけど 自分がいなくても回る世界で生きている、まあそれぞれの役割もあるでしょうから 関心が薄れたり詳細を知らないでいるのは仕方のないことかもしれませんし、お互いが親の立場以外に自分を楽しむ事も 必要だろうとも思うし、もし自分の性質によっては その方が子供も監視されているよりは楽なのかもーと思ったり、ですが 1対1で、しかもご近所さん、馴染みの人がいない場所、言語が通じにくいその言語でまだ物事を考えにくいとすると サポートする必要があると思います。

うちはアトピー&謎の腹痛&副鼻腔炎の頭痛で2年不登校でしたから(長いね)子自身が、まず「自分から」学校へ行けるのか、また学校へ行けたとして学生生活で楽しめるのか、多少のストレスはあるだろうけど気づかなければ発散もさせてやれないし 外国で言葉も通じないところで、過ごすから「行ってりゃそのうち バイリンガルになって賢くなるやろ」て言う人は多かったけど 実際はそうではないと思ってます。英語圏に移住したからといって サクサクできるようになるわけではなく、例えば移住して10年で経っても 話す事がまだ億劫な人がいる。

自分の語学力の範囲を 自分の言語側から知る事は必要だろうと思います。

選択科目で「日本語のテストを受ける」というものがある

これは、元々自己調べで 必修(国語・算数・理科・社会・体育)以外に選択科目ってのがあって

選択科目に自国の言語のテストを年に何回か受けることで 選択科目の単位を取得できるというもの。

年に2回、うちは 学校から連絡があり、申込書に記入して 1,2カ月後にテストを行っている学校まで(車で)出向いて2時間ほどのテストを受ける。といったものでした。これでクレジットの0.5を獲得しました。

語学スクールが試験会場👇

Unit テストというものがあり、中間や期末にあたるっぽい

日本でもセンター試験がなくなるという噂を耳にしました。日本在住ではにないので情報は不確かですが カナダの高校は、ユニットと呼ばれるその見出しごとに課題のテキスト(小冊子)を渡されて〇月✖日までに提出(Due date by 〇月✖日という風に)と書かれたり言われたりして それに向けて提出、出していないと減点の対象。(評価できないので)

例えば、

うちの息子がつまづいているのは数学です。数学は日本よりも2,3年遅いと聞いていましたが そもそも2,3年学校行ってないし 日本語でも分からないものを英語になってさらに分からない倍率ドン!になった感じです。それでテキストの解説を探す日々が流れたわけです。数学のテキスト内容の英語を検索して解き方を日本語で解説してやると少し前にススムことができるのですが、「英語だから余計に分からない」といった部分を「何を答えたらいいのか&どの公式がいいのか➡見た感じの解き方を、察知する」ように今促していってます。

英語なので親も勉強が必要ですーーーー。(自信のある人は不要)

で、探り探りやっていると 使用されるテキストがどのテキストかが分かってきました。州によって違うと思いますが うちの息子の学校(マニトバ州)の数学は9-12年生の数学は Nelson というテキストの順に沿って、カリキュラムされているようです。

英語はまったく分からない ➡ 先生の好み?と思える。前期は「タイタニック」、タイタニックですと船の構造についてなど出てくるし、船乗りにでもならない限りは一生出てこない単語を検索させられたりしています。また「著名人の歴史や功績」などを問題にすることが多くて これって歴史ぢゃね?って思う事も多々。社会は社会で似たような問題出してきたりするし 宿題だけ見てると科目が何かわかりません。先生の好みなのかな?

中間はなくてUnitテストが多いけど Unitのファイナルというものが数学はありました。

→合格点行かず💧 答案は長文の問題をすべて白紙で出していたぽい💧(英語力がいるってことだ)

成績とは別に、授業態度が通知表に記号で表される

高校は9-12年生までの4年間で30単位を取る➡卒業 という 単位制。ということをここに少し書いてあります。

単位を取る科目として必須と選択があります。息子以外の子も体育はコロナで体育館とジム(両方ある)が使えないので午前中は英語で 午後は選んでもいないアートの授業だけでした。おそらくコロナのいろいろで先生方も通常通りに授業は進められていなくて 保護者からの問い合わせ対応に追われるといった感じだったのだろうと思います。

9月に始まったのが英語の単語の授業、11月か12月ごろに計算のシートが追加(文章題はない)午前はたいてい英語で、午後に「お散歩」が。。。社会見学?校外学習?近所に川があるのでブラブラとESLクラスの子だけで行くそうな。小学生か?

うちは当初 陽に当たって汗をかくと痒みがあったのでみんな行ってる間は教室か日陰にいたそうですが10月の末には雪が降るので寒くなり 少々出歩いても大丈夫と本人が判断し午後散歩がある時は行くようになりました。

いまはコロナで席と席とがかなり離れていますが そうでなくても初心者クラスが5人だと教室はとても広いです。時々写真撮って送ってくれてました(勉強してたんだかどうだか 笑)

携帯OK デバイスOK お菓子売ってて、ジュースも売ってる。

ただ スマホで ゲームやってていいわけないので バレたら注意はされますが

「フリータイム」というのがあります。課題が終わった子は何やってもいいみたい。

➡ゲームしてても怒られない。すごいな、それ!

日本は1時間目、2時間目、3時間目で その間10分ほど休み時間あると思うけど こっちは午前と午後の2クラス(クラス=授業=科目)でトイレはいつでも自由です。午前が終了したらテキトーな場所で持ち込みの昼食を取るか自宅へ戻って、午後は各自選択した科目へ移動。息子は自転車で行って、昼食を取りに一旦帰ってきます。

単位がとれたかどうかは学期末ごとに出される通知表みても最終セメスターまで分からないのですが 学期が終わり、先生の説明によると まず外国の子はESL最低1年、または2年(なので絶対に1年2年は遅れた状態で)のあと出来高でレギュラークラスに移行するようで、留年というものは基本なさそうです。ただし、4年間で指定(選択科目も含め)の30単位を取るが卒業の要件であることにかわりはないみたい。

うちの場合 かなり特殊 なにせ真面目な日本の中学生とは違いましたから。

中1➡Gr 7 夏から不登校

中2➡Gr 8 アトピー悪化でさらに不登校 

Gr 8の終わり(春)にカナダへ来たがコロナで休校、そのまま9月半ばまで夏休み・・・・。

中3➡Gr 9 やっと編入手続き Gr 9 ESL初心者コース

が、まだアトピーひどくて前半休み多く、1/3ほど欠席。冬から毎日行くようになった。

高1➡Gr 10 Gr 9 ESL普通コース

英語、数学、理科と社会が少しあった。休みはしたがそこそこ行けた。数学はテスト結果で単位を獲得できず。英語はテスト結果は良くコースも一応完了したけど、数学の文章題が厳しいので英語も再度受けることになった。

高2➡Gr 11 Gr 9 ESLサポートクラス 

数学の課題提出コンプリートさせて 理解度、テスト結果をみてGr10 レギュラーに移行するということで2年遅れた状態です(本当にいろんな子がいるのであまり気にしてませんが)。学校とのやりとりは正直ストレスで当たり前だけど全部英語で この2年はコロナでいろいろな変更やオンラインクラスなどがあって 単位のシステムも分からないままでした。今もまだ分かりませんw。

先生方はピンからキリまで、カウンセラーもいますが 今まで担任や、科目の先生とメール交換してきましたが 1,2人を覗いて程度は高くないです。というのも、メールで質問を送っても それに対する答えがなかなか返ってこないのです。カナダ人って適当だからーと思うようにしてきましたが 教育者の立場上ちゃんと答えなくてはいけないよね って思うし、例えば学校を休んだり、学校から渡したいファイルがあるって言われたけど 課題の期日があるならメールで送ってと言っても返事ない とかザラです。それで1週間後やっとこ返事きたと思ったら「仕事の帰りに今日寄ります」と言われて待っていても一向にこない、3日後(休日)に今から行くわね って突然メールあったり で、、、子供も自由だけど先生も自由ていうか、、、適当っていうか、、、無責任っていうか 分からない。

というわけで 何が言いたかったか っていうと

自由です。が、先生方もそれなりです。

それで、いい先生にあたればいいけど そうでなければやる気㌧と失います。言語が通じないから。

私たちはコロナで出かけられなかったから今更なんですが、コミュニティとか近所づきあいとか何か趣味のグループなどは早急に見つけた方がいいかなと思います。

先生や学校が育めないところを 育んでくれるかもしれないし。

というわけで 学校の愚痴?w ・・・いや 違う!w

カナダの高校の様子 コロナ2年で明けて6か月ほどたった今の所感でした。

子供不登校で悩んでいらっしゃる方もいると思いますが、ここまで学校が適当だと迷う気失せるし、親子仲が悪いわけでもなし、生きてくれていればいい 楽しみを見つけていけたらいいな と思えています。この学校については今学期の続きがあるので、、、また書きます。

積もってます・・・・・・・・・・・寒いです・・・・・・・・・

ではでは!

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