今回はカナダを横断している旅客鉄道についてです。
私の移住地・カナダ中部で通勤に使われているのはバス(か個々の車)で
日本のような通勤電車というものは存在しません。
鉄道はありますが、寝台車や食堂車もある 総距離4,466km を走る長距離列車だそうです。
な・・・長い!!

【参考までに日本の寝台列車トリビア】
大阪~札幌間の寝台特急「トワイライトエクスプレス」で、走行距離は1,508.5km上野~札幌間の寝台特急「カシオペア」「北斗星」で、走行距離は1,214.7km
東京~出雲の寝台特急「サンライズ出雲」で、走行距離は953.16km
公式サイトはこちら➡ VIA 鉄道

せっかく北米にきたんだし、ちょっくらオーロラでも見に。
と、利用したのは真ん中の上に伸びる緑のライン、ウィニペグ~チャーチル。
エコノミーシート で往復4日間の旅程で(現地で2泊して)ハドソン湾まで行ってきました。
この列車は自宅の近所も周期的に走っていて、よく息子と写真を撮りに行っていて コロナの規制で通常のサービスがなかったけど、ソーシャルディスタンスをとる体制のおかげで4人がけ席を2人で占有でき ガラすきだったので前後左右斜めにさえ 誰もいない、すっきりとした旅になって良かったと思います。
いつも走っている姿しか撮ってないけど 近づくと圧巻です。

♬♬♬ カッコよろし(E) ♬♬♬
往路の車体はブルーで、復路の車体は白でした。
荷物はほぼ飛行機と同じくらいの大きさの 同じくらいの個数を預けることができます。
細かい情報は 公式サイト で確認してくださいね。
フードサービスの規制があったので 2日間車内で過ごす食べ物を手荷物に入れとかなくてはいけませんでしたが 英語の案内の隅から隅まで読めていなくて 車内販売がないと知ったのは乗ってから💦で おにぎりやサンドイッチ系、お菓子の軽食は持っていたけど2日分の2人分じゃなかった。
やっぱり英語ちゃんと読んでおかないとダメですね!超反省。
先頭車両以外の客車部分は4両で 乗客が乗る2車両と、荷物だけを積む2車両に分かれていました。
出発時に乗務員さんに乗車中の注意事項 「もし、事故にあって車外へ出なければいけなくなった時はハンマーで窓をぶち破ってくださいね」とかそんな感じのことを英語とフランス語で受けました。どちらも詳しくは分かりませんでしたがw

停車駅と滞在時間を調べておくべし
この列車で旅慣れている人達は 長い停車駅でデリバリーを頼んでおいたり、タクシーでマクドナルドへ行ってドライブスルーへいってきたり。「えっ そんなこと思いつかなかったし!」と調べようにも駅につくまでWifiがつながらない地区だったので調べる時間もなく。次に停まる駅はすぐ発車だったり、長く停まっても深夜だったりで子供だけでも何か定期的に食べささないといけないので親は丸一日食せず、腹ペコ。
通常なら途中トンプソン駅に何時間も停まるみたいなので、観光に出ようと思えば行けそうです。
私達の時はけっこう短かくていけませんでした。
道中はこんな風景です。

のどかだなー。

空も青いし自然が広がる。

延々と何時間もこんな風景が続きました。良き。
途中、何度か給油があります。長距離なので必要なんですね。

車内は子供ごころと大人ごころをくすぐる模型がシートの上に☆

すごいほしいやん?
Wifiがないのでずっと圏外
ケベックへ向かう便の場所によっては無料Wifiが提供されるらしいですが、
駅の近く以外はたいていずっと圏外です。利用される時は予約した席のサービス内容を公式サイトで確認して 本を持っていくとか、電子書籍や映画、ドラマを予めダウンロードしておく(2日分/復路は現地のホテルでする)ことをお勧めします。子供連れの場合は遊び道具必須です。延々とゆっくりと平原&湿原&が続きます。
シートはこんな感じです。足元には踏み台あり、携帯の充電などは可能です。

また、私は8月に行きましたが北行きだし 外もどんどんひんやりしてゆくので暑いと思っても防寒着を手荷物に入れておくといいと思います。到着した次の日は雨/7度とかでしたよ。サムっ。。。
線路を修復するために徐行、停車する
マニトバ州を南北に移動するには 湖の周りの湿原地帯を通ることになるのですが 雨などによって線路周りの地盤を確認しながら10kmくらいで走行したり あちこちに線路修繕の木材や鉄材などがあったり、止まったりしてエンジニアが降車して確認に行ったりもします。
基本的に時間通りに駅には到着しないし、
何時間も遅れたり終着駅には余裕で日をまたいで遅れたりするし
それが当たり前なので 旅程日の前後には予定を入れない方がいいです。
そんなこんなでしたが 現地にはそこそこいい時間に到着 この旅の続きはまた後程。
今回はカナダの旅客鉄道利用した時のお話 その①でした。
ではでは。
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