カナダのお風呂

生活/Life

以前 軟水と硬水のお話 文中で書きましたが 今回は水道水とお風呂の話です。

一応カナダの水道水は飲めるけど

カナダの水道水でお風呂に入ったら皮膚がバシバシになり、匂いも塩素臭xサビ臭い。。。日本にいた時は 息子アトピーがひどくて上半身が傷だらけで、お風呂は相当痛かったようです。学校のプールも入る度に痒みやクシャミが止まらず、アレルギー鼻炎が悪化したり中耳炎になったりで塩素を取り除くシャワーヘッドを取り換えたりしていました。北米のシャワーにはホースはついていなくて上にシャワーの口がついているだけ。カナダに来たころはまだ脇に傷があり腕をあげるのも割れて痛そうだったのでシャワーホースごと購入することにしました。

いろいろ迷いまして

       

実は購入したのはこれの「どちらでもないヤツ」ですが、浄化フィルターから水漏れがひどく、おすすめできないので次はこれのどちらかを買いたいという商品をあげてみました。シャワーに限らず、カナダの家庭用品はなんだか設計ミス?デザイン性重視すぎ?で使いやすさにハズレがあります。 

洗濯機が共有のコインランドリーが1台しかなかったので ポータブル洗濯機を購入してみてお風呂場で使ってみたら ものすごい音をたてて、洗濯機そのものが生き物のように動き回り槽の中のスピナーが外れて壊れました。水の重みがある時は動かないけど脱水の時には軽くなり、動きに本体が耐えられないとは。設計ミスでは??・・カナダあるあるみたいで 理由をそのまま書いて、返品希望したらすぐお金も返ってきました。

私の子供はマラセチアのアレルギー数値が大変高く、汗をかくと激しく痒みが出るので スポーツが好きだったのに完全にやめてしまってます。本来は汗はかいてデトックスしたほうがいいと思い お風呂につかる時は エプソムソルト を少し入れます。私の方は 国産クエン酸 も時々入れます。(息子は傷がある時はしみるのでクエン酸はなし)このエプソムソルトは長風呂は逆効果とのことなので10-15分であがるのが良いとのこと。硬水の話 でも出てきたように、硫酸マグネシウム。またまたマグネシウムです。今回は皮膚表面から取り込むということです。

      

ワンコの病名にもよく聞く名前のこのマラセチアという真菌は、人や動物の皮脂を好んで棲息する常在菌で過労やストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、抗生剤、ステロイド剤の使用等によって皮脂が増加するとマラセチアも異常に増加し、マラセチアの持っているリパーゼという物質(酵素の一種で皮脂を分解する)がオレイン酸を生み、オレイン酸に過敏に反応してしまう個々の体質や感受性?によって皮膚を荒らすことになる、とのことで 脂漏性湿疹 もまた同じ原因をもつ湿疹ではっきり原因が解明されていない感じです。 エプソムソルトはアトピー肌にも使いやすく、硫酸マグネシウムを肌から吸収しデトックスと安眠効果を期待できるとのことで「老廃物を出すことは悪くはないはず」ですが、「その個々の感受性」と「個々の一細胞の免疫力」にもよるのでアトピーの人で効く人とそうでない人もいるのでのでもし肌に合わないようなら中止したほうがいいですね。

周りにもけっこう重度アトピーの友がいるのでそういった情報を入手してきました。でも、アトピーの人=全く同じ体質か というとそうでない。だから、いろんなサイトで「私はこれでアトピーが治った!!」といういろんな方法をうたうサイトがたくさんあるんだと思います。10億人いれば10億通りの環境と体質、また年齢によるものなどがあるので自分達で試して実際の状態とレビューを伝えるしかないんですよね。情報をみて「この人は自分と同じパターンの症状かも」と思う人がいるので参考にしながら 自分達に合うものを見つけてゆこうと思う。

今は狂ったように搔きむしっていたトラウマから回避し、掻き傷を作らないようにステロイドでとめてはいますが 薬を塗っている以上は痒みにはまだ神経質です。日々を長く安定させて意識から解放して「神経質さをまろやか」にしてあげられたらと思っています。

お風呂はアトピーには効果的

ですが、以下の点がNGだと私は思います。

痒いから熱めのシャワー ➡ 痒いから熱いと気持ちいいんですね。水かそれなりに冷たい水で表面をクールダウンさせるとまだよいけど 冬はたまりませんね。

清潔にしなければと思いすぎて 石鹸・洗剤の多量使い ➡余計な油分も時に奪います。適量でちゃんと流して かなり肌が乾燥している人はお風呂あがりに保湿した方がいい。

体臭(脇など)をおさえたい時には、風呂後にデオドラントを塗るのも良きです。デオドラント剤は Deodorizer(デォドライザー) や Body odor (ボディ オドール)として検索すると何かしらヒットします。日本で販売されているロールオン系のデォドライザーは ■制汗 ■殺菌 ■消臭 などの作用を持つ成分が配合されていて 組み合わせはそれぞれです。カナダの制汗剤も英語で探せば似たような成分で売られています。難しいけどいってみましょう。ちなみにメーカーの販売戦略もあり、有効成分の効能の表示がところどころ違うことがあります。

塩化ベンザルコニウム(消毒・殺菌)/Benzalkonium chloride 

  刺激性あるので敏感肌や長期の利用は推奨されていないが、かなり効力がある。

ミョウバン=硫酸アルミニウムカリウム(収れん制汗・消臭)/Alum 

  理科の実験に物の溶け方の勉強で出てくるやつです。子供も扱えるので安全。

イソプロピルメチルフェノール(殺菌)/Isopropyl methylphenol 

 書く人や場所によって 毒性のありなし両方の記述がある。効力あり。

クロルヒドロキシアルミニウム(収れん制汗)/Chlorhydroxy aluminum

  金属なので体内に長期取り込むことへの心配が懸念されるが効力がある。

  他にもジルコニウムなどアルミニウムと表記のあるものも同じく。

酸化亜鉛(消臭)/Zinc oxide

  いろいろ探してみたものの、毒性を示す記述はなかった。

メントール(清涼冷却・消臭)/Menthol

  冷感という刺激性はあり。植物アレルギーや敏感肌の人は注意。

メンチルグリセリルエーテル(消臭)/Menthyl glyceryl ether

  メントール誘導体なので上に同じ。

β-グリチルレチン酸(消臭)/Glycyrrhetinic acid

  甘草から抽出される自然成分。植物アレルギーでなければ刺激性はないとされる。

重曹(消臭)/Baking soda 

  食用にも利用されている安全素材。コーンスターチを加えてパウダーを作る人も。

プロピレングリコール (消臭)/Propylene glycol

赤ちゃんのおしりふきなどに低刺激として使用されている。

食品添加物も同じく国によって規制も違うし 専門分野になってくるのでもうちょっと勉強が必要ですが、安全推しならミョウバン重曹 でしょうか。収れん作用 というのは、毛穴を組織から引き締める効果 ということらしいです。ただ、汗腺を閉じるとせっかくのデトックスを閉じ込めるということでもあるので、放出することも必要ですけどね。

こちらの人は香水やデオドラントを使う人が多いので男性用でもかなり種類があります。香りもけっこうきつめです。日本からいくつかロールオンは買ってカナダに向かいました。

が、機内持ち込みの液体は透明の容器にいれる規定に沿い、中身が見えるようにしたら、内容物の表示が分からないものはNGとされて没収されました。アトピーの薬も半透明容器に入れたんですが一緒に処方箋袋にいれてあったのでOKでした。持ち込みの際は ご注意を。(羽田空港です)

      

カナダでも成分はいろいろ。成分的には低刺激でよさげな①プロピレングリコール(Dove)を買ってみたものの、匂いが気にいらなかったようで 二つ買うのも比べられないと思い、今Degree motion sense を購入はしたのですが効力高めなので体への影響もなくはないので 次は②アルミニウムFree(Schmidt’s)も買う予定。

⓵Dove   ⓶Schmidt’s

調べてると英語や成分の勉強になるし実際使ってみないと感想も書けないし空港で没収されたので 

今回はカナダでロールオンを買いましたが 夏はミョウバンを買う予定。

でもカナダ(特に私の移住地区の)冬は長い、夏は、まだまだ先です!

ではまた。

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