カナダで職探し

生活/Life

移住後に一番心配だったのが 職探しでした。到着後3か月はビザを勧めてくれた友の紹介で日本人経営のレストランに3か月行きました。ちょうどコロナで規制がかかってレイオフ=解雇 されていたので入り込めたという感じ。でもフルタイム予定だったのが、コロナで店内飲食が閉鎖&営業時短でパートタイムにはなりました。3か月後、そのままそこに勤めるのかどうかも考えましたが 営業自体が不安定でしたし カナダに来たのに家も職場も日本語の生活&自分で仕事を得た気がしない、と感じて己の力で職探し。

今日はその辺のところ実際どうだったか、を 書きます。

年齢、国籍、性別などは履歴書(Resume-レジュメ)に書かなくてもいいので 履歴書がしっかりしていて気を引ければ面接までたどりつくチャンスがありそう・・・・ではありました。

履歴書が要

私が応募に至ったのは下記の特別な環境でした。

●コロナで募集が極端に少ない(子守などで働けない人、給付金をもらうため応募を見送る人多い)

ただし給付金をもらうために 自ら仕事をやめたりするような事は全額返済させられるとのこと(調査は職場に電話がかかってくるらしいけど不明)

●会社系の募集は今までのスタッフがクビ切られながら残った人がリモート勤務なので皆無

会計系の募集はちらほらあったけど そもそも英語で簿記ができる人対象でしょうね。

●サービス・施設系も規制で休業 

●飲食店、ファーストフード、スーパー、薬局、デリバリーなど生活に必要な第一線の募集があった。

けど 2020年の夏~秋の募集職は感染するリスクが避けられないものばかり でした。

コロナでなければ募集をかければ飲食はけっこうな人数の応募(50人とかそれ以上)があるみたいで、採用担当の人は次から次の履歴書をざっくりとしか読まず、興味の引いた人のみ詳細まで読むという感じみたいです。(職を得てから 採用担当の人から聞いた)

だから会ってみたいな と思ってもらえるような履歴書を目指すのがよさそうです。

私が自分で書いた履歴書はまず私より英語のできる友に 軽く直してもらって それからプロに添削を受けることにしました。就職相談のサービスで添削を受けられるものにはマニトバ州は 日本から来た人が通る道らしい マニトバスタート と イミグレーションセンター どちらも勧められてコンタクトをとりましたが 新参者向けのサービスとはいえ、英語全くできない人が連絡とったところで その担当さん達の英語が理解できるのかがとても難しいと思いました。私自身は日本で独学で日常会話を学んだあと外資系ホテルの3部署(予約、フロント、ハウスキーピング)実務で2年半やってからカナダへ行きましたしたが「へ?今、何つった?っていう瞬間がいっぱいあり、全くの英語初めての人だと送られてくる内容やビデオ面談の内容を理解するにはハードだと思う。メールは超長文(案内メールなので詰め込んである)ですが 長いから読み飛ばしてるとどこかにけっこう大事なことや次やることなどをシレっと書いてあったりして自分がズブの英語素人だっただけに「このレベルにこの英語ってどうよ?」という物差しは自分なりにありますが、無知で来ると自分の英語力に頭打つと思います。

で、ビデオカンファレンスという名の就職相談は、「面接」ではなくて「相談」なので今までの経歴を話したりこれからどんなことをしたいのか、今何ができるのか を話します。英語で。

マニトバスタート 自分と聞き手、と監査役?みたいな人の3者通話でビデオ通話は1時間半~2時間と、長いです。相談役の人達と1回話してから、コース(2時間くらいの)を4回受けるようになっていたんだけど私はちょうど8月半ばごろから探し始めて 自ら20社近く仕事に応募してて面接連絡受けたり 子供の学校が始まったところでアトピーの状況面談が入ってたのでその4回のうち1回も受けないまま終了しました。ビデオカンファレンスのコースは4回 ほぼ流れで強制になってて断ったり欠席したら2度目はない)。メールで送られてきた内容はレジュメの書き方とかカバーレターの書き方、英語ですが下記↓のことについてなど でした。

  • Employment preparation workshops
  • Qualifications recognition information
  • Personalized career coaching
  • Resume development
  • Job search assistance
  • Networking opportunities

英語の初心者には もう分からないレベルかも。具体的には

  • From one location, get access to services and supports to help you settle in Winnipeg
  • Plan your career path, build employment skills, create a resume, learn about qualifications recognition, meet employers, and get one-on-one supports to help you find a job
  • Get a referral to WELARC—language services that fit your skill level and goals

ああ 難しや。。。意味不明!

初回のビデオ面談を受けて、それ以降は複数の参加者とのワークショップとのことで 初回の面談では過去の経歴聞かれて終わりました。新参者向けなのでサービスを受けられる期限がもうけてあるけど (おそらく、新参者は英語が全くゼロの人 という意味ではない)途中から自分には合わない&自分で送った履歴書での面接が進んでて参加していないので 英語に自信のある方なら詳細はサイトの方で確認できるかと思われます。

まったく同じようなサービスの イミグレーションセンターも担当者(こちらは英語ではなく言語が通じる人を選んでもらえる)とビデオ面談2回のあと4回のコース(ワークショップ)を受けるようになっているようでしたがマニトバスタートもイミグレセンターもちょうど学校の面談とか、仕事の面接とかで全く行けませんでした。イミグレセンターの相談は 自分の言語で相談できて、メール連絡をしながら履歴書を添削してもらえました。履歴書はいくつか書くのですが 2つの職業まで添削を兼ねて、見栄え良いように全部書き直してくれます。(でもまずは自分で英語でカウンセラーに書いて送る、全くできない人は相談したらいいと思う)

ワークショップ期間中に 希望職に近い仕事の募集があれば送ってこられるし(一斉メール)自分でレジュメを持っていったり応募した場所の報告義務があり、表に書き込んで毎週なり送ることになってました。

ここで言われたことは 

日本の職場でのカバーレターは英語で書いてもらって持っていっても 無意味。

カナダの職歴があるかどうかだけ が、重要だということで。

私 外資系ホテルで勤務していた時は 初年度、予約で電話対応や文章などをやり、その後2年 人手不足となったフロント部署でサポート(っていうかフロント座ってたんでフロント担当~新人教育です)、またその間ハウスキーピング(HK)の長に示唆されてHKのトレーナーになる講義受けて修了証と認定もらいまして、その部署もHK長が不在の時はHKに配属、予約部署は土日休みなので(何故に休みなの・・・)その時はフロントしながら独りで予約部署も。予約/フロント/HK の3部署行き来してました。ホテルで3部署も行き来してる人見たことないですが、前職でHK管理やってたので白羽の矢がたったのかも。笑

それで、2部署のマネージャーにカバーレター書いてもらったんですよ 英語で。快く承諾してもらって素晴らしい文言書いてもらって 喜び勇んでセンターの人に話しましたが・・・・無意味かーい。

日本企業の同業だともしかしたらありえるけど カナダでは全く使えない とのこと。

実際のところもほぼそんな印象でした。まず、履歴書が興味なければ添付まで絶対に読まないです。

さらに、履歴書には自分をおススメしてくれる この地区在住の人を3人見つけて名前と連絡先を載せるようにすると あなたの人間性の良さがアピールできて目に留まりやすい、なぜなら サービス系の企業や店舗はあなたの人となり、働きぶりを最重要視するので交友関係を持てる人間像が大事。

とのこと・・・・・・・・・・・・・。家族と親戚の名前は不可。

来てすぐなら誰もいません。

すでにイミグレの相談に申し込んだ時には15件以上履歴書送って、1件面接済み、10件以上電話の問い合わせ(応募してるか)したり、レジュメ直で持っていったりしてたのですが 相談にくるほとんどの人はセンターの人が見つけてくれるだろと思って何もしていない人が多いみたいで 自力でこんな件数頑張っている人は多くない と言われました。

外国行ったらまず寿司屋で働く、と思っていました。お寿司はバイトしてたのでにぎりも巻きもできるけど、日本をアピールできる&食材に馴染みがある&手に入る方法を知れるかもしれない と思ってたので まず、手当たり次第に近所の寿司屋を検索。。検索する場所は、Google MAP で場所を見た後 通いやすいかを判断してから応募する(履歴書直で持っていく)とか Indeed, Kijiji(カナダのいろいろ募集、コミュニティサイト)でした。

また、インスタに地区名とHiring を入れて出てきたところから片っ端に希望職に近いやつからリストアップ(店の名前、電話番号と住所、募集職務書きだし)して家の近所から応募。

職探し 英語検索ワードのいろいろ

私の場合は日本食LOVERなので日本またはアジアレストラン優先で探しました。募集しているかどうか、直接持っていって「Are you hiring now?」と聞き、NOであっても次空きが出た時にチャンスがあれば知らせてほしい~みたいな ことを言って置いていきました。(NOと強く言われたら諦めます)

で、置いてきた日にちも一応メモっとく。

イミグレセンターの人の話では 多くの人がパートなり適当な仕事を見つけて続けながら次のいい条件のところを探していくのがカナダの職探しの典型なので レストランは人の入れ替わりが本当に激しいとのことで もし どうしても働きたいところがあれば、3か月、半年後にでも再度応募すれば熱意は分かってくれるかもしれないし そういうことが時にある とのことでした。

で、実際面接はメールか電話で「面接きませんか」とかかってきて日時を提案されてOKなら行くし ダメなら別の空きの曜日や時間を伝えます。面接に来てというくらいなので相手も調節してくれます。飲食の面接はたいていピーク終わりが好ましいので2~4時くらいに希望を言うといいと思います。間違っても11時とか12時には面接はなされません。

面接は日本だと前もって行くのがよし ですがこちらは時間ちょうどくらいで(遅れのないように)いいみたいで服装も自由です。(オフィスは違うと思う)

レストランの面接事情

●びっくりするくらい普段着(ミッキーマウスのTシャツの人とかいたし)

●座ったら9割の人が 上座に腰掛けて足を組む

●自分はできますアピールがやたら多い

●ビザを求めて来る人が多い(永住権目当て)

●なんで こんなに多いのかわからないくらい インド系が多い

インド系の人の印象というのは、寿司店にはなかなか不向きだ という感じみたいです。

おそらく、スパイスによる体臭とか独特なアクセントにより、間違ってはなくとも、インド系の英語を聞き取れる人が少なめ?いや、いますよ ネイティブの人は聞き取れます。けどあまり好かれていないっぽいです。差別?というか互いの働きやすさに影響するからで、面接時の態度も横柄な人が男性も女性も多いので白人やアジア人を対象とするサービス業としては物足りないと思う。面接~採用のやりとりをみてきた正直な意見です。

ただ、マクドには多いようなイメージあって、ドライブスルーのオーダーがなかなか通じない。通じても、けっこうクリアな発音目指してオーダーしてるのに返される言葉が全く聞き取れないので 何度も聞き返す必要がある不便さを感じます。

ということで、本日はカナダでの職探しについて でした!

10月にもなれば、10度を下回る朝が多くなってきました。

何を着ていったらいいのかわからない日々です。

文章ばっかりになってしまったので 最後に街の写真をば。

ではでは!

#カナダ #仕事探し ##

プロフィール
著者
chieson

時は昭和の頃(小学生くらい?)から世界の文化に興味を持ちつつ、海外へは出れず、個人的に多国籍な交流を日本で営みながら 旧友の支援を得て2020年、子連れで海外移住したクリエイター。今はカナダ。

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